安心して長く乗れる車を購入!中古フリードを選んだ理由と選定ポイント

節約

こんにちは!

私たちはこれまで軽自動車を使っていましたが、2人目の子どもが生まれて4人家族になったことを機に、より広い車が必要だと感じ、中古のフリードに乗り換えました。

車自体には特別な興味はないため、できるだけコストを抑えつつ、長く安心して乗れる車を購入しました。

そこで、今回は私たちがどのような基準で車を選んだのかについてご紹介したいと思います。

車選びで重視したのは、以下の4つのポイントですので、それぞれの理由も詳しくお伝えしていきます。

  • コンパクトミニバンを選んだ理由
  • 中古車を選んだ理由
  • 車両品質評価書を重視した理由
  • ガソリン車を選んだ理由

これからファミリー向けの中古車を購入しようと考えている方はもちろん、一般に中古車の購入を検討している方にも役立つ情報をお届けできるかと思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

コンパクトミニバンを選んだ理由

車種の候補としてコンパクトミニバンのフリードもしくはシエンタに絞り込みました。

理由は普段使いの便利さを重視したからです。

具体的な選定条件は以下の通りです。

選定条件
  • 乗車人数:4人以上
  • スライドドアの装備
    理由:狭い場所でも、子供をスムーズに乗せたり降ろしたりできる
  • 日常的な買い物の荷物が載せられる
  • 駐車場(奥行:5m30cm程度)に納まる

これらの条件をクリアし、比較的コストパフォーマンスが良く、候補に挙がったのは下記の5車種です。

車種セレナフリードシエンタトールソリオ
メーカー日産ホンダトヨタダイハツスズキ
外観
内観
シート数3列3列3列2列2列
全長4,765 mm4,310 mm4,260 mm3,700 mm3,810 mm
価格2,719,200円~2,508,000円~1,995,200円~1,939,300円~1,926,100円~
出典:日産・ホンダ・トヨタ・ダイハツ・スズキ 各社の公式サイト(2025年4月時点)

さらに、日常使いの観点から以下の2点を考慮し、車種をフリードとシエンタに絞り込みました。

  • 駐車場での使い勝手:全長が長く自宅の駐車場でバックドアを開ける際に不便を感じる可能性があるため、セレナを候補から外した
  • 荷物の積載性:トランクスペースが狭く家族旅行などの大量の荷物を載せる際に、不便を感じる可能性があるため、トール、ソリオを候補から外した

フリードやシエンタであれば、自宅の駐車場で問題なくバックドアを開けられ、普段は4人で乗車するので3列目のシートを折り畳むことで、大量の荷物を載せられます。

中古車を選んだ理由

以下の3つの理由から、中古車を購入することに決めました。

  • 初期コストの大幅な削減
  • 新車の急激な価値下落
  • 心理的負担の軽減

初期コストの大幅な削減

中古車を購入することで、初期コストを約100万円抑えることができると考えています。

例えば、フリード(ガソリン車)を新車で購入する場合、価格は約250万円(2025年時点)からとなります。

しかし、実際には安全性や快適性を考慮してオプション(カーナビ、ドライブレコーダー、ドアマット、サイドバイザーなど)を追加し、さらに諸費用(自動車税、重量税、自賠責保険、登録費用、リサイクル預託金など)も必要です。

これらを含めると、総額は300万円を超える可能性があります。

一方で、中古車であれば、車両の状態にもよりますが、オプションや諸費用を含めても、約200万円で購入できる可能性があります。

新車の急激な価値下落

自動車市場では新車の人気が高いため、購入直後や1年目から3年目にかけて車両の価値が急激に下がる傾向にあります。

もし、何らかの理由で早期に売却しなければならない場合、購入価格よりも大きく値下がりしてしまい、損失が大きくなる可能性があります。

心理的負担の軽減

新車を購入すると、キズや汚れに対して過度に気を使い、心理的な負担が伴います。

さらに、万が一事故を起こした場合、車両の状態を新しいまま維持したいという気持ちから、車両保険に加入し、余計な出費が増えてしまいます。

一方、中古車であれば、キズや汚れに対する心理的な負担は軽減され、さらに車両保険加入へのプレッシャーもなく、自動車保険の保険料も抑えられます

車両品質評価書を重視した理由

中古車は新車に比べてコスト面では大きなメリットがありますが、前の所有者がどのように使用していたかによって、状態は大きく異なります。

そのため、購入前に以下の項目を重点的に確認しました。

  • 外装や内装の状態
  • 修復歴の有無

しかし、これらの項目を私たちのような素人が正確に評価するのは簡単ではありません。

外装や内装の状態に関しては、小さなキズやヘコミを見落とす可能性が高く、修復歴についてはそもそも評価ができません。

また、販売元に確認をお願いしても、その結果には信ぴょう性に不安が残ります。

そのため、これらの項目を第三者の専門家が評価した車両品質評価書の内容を重視しました

評価書であれば、客観的に車の状態を把握でき、見落としや誤りのリスクを大幅に減らすことができます。

出典:AIS 「車両品質の評価方法
車両品質評価書の内容
  1. 評価点
    S点からR点までの10段階で車の状態を総合評価
  2. 修復歴
    有/無を表示
  3. 外装評価・内装評価
    ★の数で状態を評価
  4. 車両の基本情報
    基本情報の詳細
  5. 車両状態
    車両展開図上で各部位の状態を表示
  6. 検査コメント
    特に明記すべき状態や情報を表示

評価書について詳しく知りたい方は、こちらをチェックしてください。

ガソリン車を選んだ理由

フリードとシエンタには、ガソリン車とハイブリッド車がありますが、コストパフォーマンスとハイブリッド車の主要部品の故障リスクを考慮して、ガソリン車を選びました

コストパフォーマンス

私たちの車の主な使用目的は、週末の買い物やレジャーが中心で、年間走行距離はそれほど多くありません。

そのため、コストパフォーマンスの観点では、以下のグラフに示すように16年以内であればガソリン車の方が良いと考えています。

中古車を16年間使用する頃には、車の乗り換えを検討していると考え、ガソリン車の方が優れていると判断しました。

試算に使ったモデル

ガソリン車としてはFREED AIR EX (FF/6人乗り)、ハイブリット車としてはFREED e:HEV AIR EX (FF/6人乗り)を想定し、以下を考慮することによって、グラフを作成しました。

  • ガソリン車とハイブリット車の本体価格差:25万円
    理由:ガソリン車とハイブリット車の新車価格はそれぞれ約270万円、約320万円であるため、価格差は約50万円です。しかし、中古車の場合、価格差は新車よりも低くなると考えられるため、価格差を半分と見積もった。
  • ハイブリット車の燃費:25.4 km/L
  • ガソリン車の燃費:16.4 km/L
  • 年間走行距離:4,000 km
  • ガソリン費用:180 円/L

故障リスク

ハイブリッド車は、ガソリン車と比較して構造が複雑で、搭載されている部品の数も多くなります。

そのため、故障のリスクが高くなる可能性があると考えています。

ハイブリッド車に特有の主要部品の平均修理費用は以下の通りですので、故障すると修理費用は少なくとも10万円以上かかると考えられます。

駆動用モータ駆動用バッテリインバータ
平均修理費用166,610円227,290円373,240円
出典:カープレミア 「駆動モーターの故障の修理内容と費用相場
   カープレミア 「ハイブリッドバッテリーの故障の修理内容と費用相場
   カープレミア 「インバーターの故障の修理内容と費用相場」       

詳細な選定条件

中古車(フリード、シエンタ)を購入するにあたって、長期的に快適に乗り続けられるよう、以下の条件を満たすものを選ぶことにしました。

車両の基本条件
  • 車両品質評価書
    外装や内装の状態:軽度なキズやヘコミなら許容
    修復歴:無
  • ガソリン車
  • 年式:2019年以降
  • 走行距離:50,000km以下
  • 禁煙車
  • 衝突被害軽減ブレーキ
車内装備条件
  • カーナビ
  • ドライブレコーダー
  • スマートキー(2個)
  • ETC
  • Bluetooth
整備・保証条件
  • 車検の実施(納車直前)
  • 法定整備の実施(納車直前)
  • 1年間保証

フリード vs シエンタ

以下の表に示す通り、条件を満たすホンダとトヨタの認定中古車の中から、リーズナブルなフリードとシエンタをそれぞれ一台ずつ選びました。

認定中古車を選んだ理由は、通常より価格は高いものの、メーカーが定めた厳格な基準をクリアし、品質や車両状態が保証されており、故障などのトラブルのリスクを軽減できるためです。

車種フリードシエンタ
メーカーホンダトヨタ
モデルフリード G センシングシエンタ ファンベースG
外観
燃費(JC08モード)19.0 km/L20.0 km/L
車両の基本条件車両品質評価書評価点4
(多少のキズ、ヘコミは
あるが全体的に良好)
4
(多少のキズ、ヘコミは
あるが全体的に良好)
修復歴
ガソリン車
年式20192019
走行距離36,000 km48,000 km
衝突被害軽減ブレーキ
禁煙車
車内装備条件カーナビ
ドライブレコーダー×
スマートキー(2個)
ETC
Bluetooth
USBポート×
整備・保証条件車検(納車直前)
法定整備(納車直前)
1年間保証
その他2列目の足元の広さ
 (1列目と2列目のシートを
最も下げた状態)
37 cm26 cm
支払総額177.7万円169.6万円
(ドラレコ5万円を含む)

フリードとシエンタを比較した結果、支払総額はシエンタの方が安いものの、以下の点を重視してフリードを選択しました。

  • 走行距離が少ないため、長期間安心して使用できる
  • 2列目の足元が広いため、子供たちが大きくなっても快適に乗れる

フリードにはUSBポートが付いていませんでしたが、目的はスマホの充電ですので、シガーソケットを利用することにしました。

まとめ

2人目の子どもが生まれて4人家族になったことを機に、フリードに乗り換えました。

車自体には特別な興味はないため、できるだけコストを抑えつつ、長く安心して乗れる車を重視して選びました。

そこで、以下の4つのポイントをもとに車を選定しました。

  • コンパクトミニバン(フリード、シエンタ)を選んだ
    理由:スライドドアが装備されていて、多くの荷物を載せられ、普段使いに便利なため
  • 中古車を選んだ
    理由:初期コストを大幅に削減でき、新車の急激な価値下落を避けられ、さらに新車特有の心理的な負担が軽減されるため
  • 車両品質評価書を重視した
    理由:第三者の客観的な評価を基に車の状態を確認することで、安心して購入できるため
  • ガソリン車を選んだ
    理由:年間走行距離が少ないので、ガソリン車の方がコストパフォーマンスは良く、さらに故障リスクも軽減できるため

ホンダとトヨタの認定中古車の中から、リーズナブルなフリードとシエンタをそれぞれ一台ずつ候補として挙げ比較しました。

その結果、支払総額はシエンタの方が安いものの、以下の点を重視してフリードを選択しました。

  • 走行距離が少ないため、長期間安心して使用できる
  • 2列目の足元が広いため、子供たちが大きくなっても快適に乗れる

ファミリー向けの中古車を探している方、または一般に中古車購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

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