今回は、私たちが火災保険に加入した体験をご紹介します。
賃貸住宅に住んでいたころは、不動産仲介会社が用意した火災保険に、よくわからないまま入っていました。
しかし、住宅を購入したことをきっかけに火災保険を”自分ごと”として考えるようになりました。
補償内容はできる限り過不足ないよう、しっかり検討しました。
この記事では、私たち自身の経験をもとに、火災保険に加入するまでに考えたことや選んだ補償内容をまとめています。
賃貸住宅やマイホームにお住まいの方は、定期的に火災保険を更新されると思います。
補償内容の選び方の一例として、参考になればうれしいです。
※本記事は、筆者の体験をもとに火災保険についてまとめたものです。補償の必要性や適した内容は人によって異なりますので、加入を検討する際はご自身の状況に応じてご判断ください。
私たちが備えている3つの保険
私たちが保険を選ぶうえで意識しているのは、
「生活が成り立たなくなるような事態に備える」
ことです。
たとえば、
- 住宅が倒壊して、多額の修理費用がかかるとき
- 自動車事故で、大きな賠償責任を負ったとき
- 私たちが亡くなり収入が途絶え、子どもたちの暮らしを支えられなくなるとき
など。
こうしたときでも、家族が生活を続けられるよう、3つの保険に加入しています。
- 火災保険
- 自動車保険
- 収入保障保険
今回は、火災保険の加入検討についてご紹介します。
火災保険を“自分ごと”として考え始めたきっかけ
以前、賃貸住宅に住んでいたときも、火災保険に加入していました。
ですが、当時は、入居時に不動産仲介会社が用意した火災保険に、よくわからないまま入っていました。
保険とは、本来
「お金で困る”もしも”を想定し、先にコストを払い、起きてしまったときにお金の助けを受ける」
仕組みです。
しかし、当時の私たちは
- どんな“もしも”に備えているのか
- どれくらいのコストを払っているのか
- 万が一のとき、どれだけ助けてもらえるのか
をまったく理解していませんでした。
そんな私たちも、住宅の購入をきっかけに、火災保険を“自分ごと”として真剣に考えるようになりました。
何か起きてしまったとき、責任はすべて私たち自身が追うことになるからです。
住宅を購入するとき、ハウスメーカーはあらかじめ火災保険を用意してくれていました。
ですが、今回は補償内容・保険料・保険会社を自分たちでしっかり比較・検討することにしました。
補償内容の検討
火災保険という名前から、火事だけを補償する保険と思われがちです。
しかし、補償項目や特約を増やすと、火災以外にもさまざまなリスクに備えられます。
たとえば、
- 風災、雹(ひょう)災、雪災
- 水災
- 水漏れ、外部からの物体の衝突
- 盗難
- 個人賠償責任補償特約
などです。
たくさん契約すれば安心ですが、保険料が高くなります。
また、補償によっては費用対効果が合わないケースもあります。
そこで、私たちは次の2つの視点をベースに補償内容を選びました。
- もし起きてしまうと、多額の費用が発生し、生活が成り立たなくなる
- 家の場所や環境を考えて、リスクが現実的
初めから必須だと考えていた補償
こうした観点から、3つの補償は必須だと考えていました。
火災補償は、その名のとおり、火災保険の中でもメインとなる補償内容です。
次のようなケースを想定しています。
- 自宅から火災が発生したとき
- 隣家の火災によって、自宅に燃え移ったとき
法律(失火責任法)上、隣家の火災が原因で自宅に損害を受けても、故意や重大な過失でない場合、賠償してもらえません。
そういう意味でもこの補償は重要と考えています。
住宅周辺に川があるので、洪水のリスクに備えています。
自治体が公開している洪水のハザードマップを確認したところ、最大規模の降雨の際には、3〜5メートルの浸水の可能性があります。
洪水が起きた場合、床材や壁紙の張り替え、建物内部の修繕などに多額の費用がかかるかもしれないので加入しました。
自転車によく乗るので、万が一の事故に備えて、火災保険とセットで加入しました。
自動車保険の特約としてつけたり、専用の保険に個別で加入することも考えました。
ただ、次の理由から火災保険とセットにしました。
- 自動車保険は1年ごとの更新なので、補償内容を見直す手間がかかる(火災保険:5年)
- 個別で契約すると保険料が割高になることが多い
途中で追加した補償
当初は、「火災」と「水災」だけを備えておけば大丈夫かなと思っていました。
ですが、検討していく中で、3つほど補償を追加しました。
住宅を購入して初めてのことでしたので、もしかすると必要以上だったかもしれません。
実際に暮らしてみて、本当に必要な補償が見えてくる部分もあると思います。
次回の更新時は、補償内容の見直しも考えています。
住宅は交通量が多い道路に面しているので、車が衝突するような事故に備えています。
通常は、運転者の保険で賠償されるはずですが、無保険だったり、事故後に逃げてしまうケースを想定しています。
地震によって住宅が倒壊したり、火災が発生して住めなくなったときを想定しています。
万が一のときに、当面の生活費をまかなうためです。
地震保険の補償額は、住宅の新価ではなく時価を基準に決まります。
今回は、住宅を購入したばかりで時価が高く、ローンの残債も多いので、加入しました。
更新時は、
- 住宅の時価
- ローン残債
- 貯金額
などを総合的に考えて、再検討します。
火災や水災で、家具・家電などの買換え費用を想定して、少額(300万円)ですが加入しました。
これも、地震保険と同じように、更新時は貯金の状況をみながら、再検討します。
相見積もりと契約内容
保険は、保険会社によって保険料が大きく異なることがあります。
なので、加入前に複数の保険商品を比較して検討しました。
相見積もりのステップ:
- 保険相談窓口を訪問
- 火災保険を取り扱う保険会社をリストアップ
- 各社の条件に合う商品の保険料を比較調査
- 最も保険料の安い商品を選んで契約
契約した内容の抜粋は以下です。



まとめ
住宅の購入をきっかけに、火災保険を“自分ごと”として真剣に考えるようになりました。
保険は、万が一に備える重要な手段なので、私たちは次の視点をベースに補償内容を選びました。
- もし起きてしまうと、多額の費用が発生し、生活が成り立たなくなる
- 家の場所や環境を考えて、リスクが現実的
その結果、加入したメインの補償内容は次のとおりです。
- 火災
- 水災
- 個人賠償責任補償特約
一方で、今回加入したものの、本当に必要かどうか悩んだ補償もあります。
- 水漏れ、外部からの物体の衝突
- 地震保険
- 家財の補償
なので、次回の更新時に住宅の時価や貯蓄状況などをふまえて、再検討する予定です。
この記事が、火災保険の補償内容を検討されている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
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